ルナ・シャインさんからいただきました、ギャグSS第2弾!どうもありがとうございます〜^^
■ボクっ娘喜緑さんギャグSSその2
『はい!TFEIズ!』
X月△日生徒会書記代理、朝倉涼子
あの悪魔、いや魔王、いや覇者・・・(まぁどれでもいいか
が生徒会長代理になってからだいぶ経ちました。
表面上は何事もなく至って平穏な日々のように見えます。
しかし、なんだかよく分からないけど、生徒の数が前より少ないような気がしてなりません。
多分、いや気のせいだけど(そうであって欲しい)あの人が前に、
「この学校に不良ごときはいらないですね」と 一片の曇りも無い笑顔で言っていたけど恐らくそれは関係ない。
うん、それ関係ない☆
裏で情報操作したりはしてないし(恐らくだけど)・・・まぁ深く考えないようにしておこう。
前に無理矢理、設立されたヒロイン部は、全く訳の分からない部活なのにもかかわらずちゃんと部費が貰えている。
しかもその額が尋常じゃない。だって8桁あるし。
一体どんな技を使ったのかしら?まぁ疑問に思うだけ無駄な事ですね。
あの人に出来ない事は無いですから。
喜「何しているんですか?」
朝「ひっ?!」
いいったい何時現れたのよ?!
朝「別に何も・・・ちょっと日記をつけてただけ」
喜「そうですか。悪いのですが少し席を外してもらえますか?あの方と大事な話がありますから」
ん?あの方?・・・えー!生徒会長(本物)じゃない!
あんな体を動かすのも辛いような容態なのに、車椅子に乗ってまで学校に来るなんて、感動したわ。
朝「分かりました。話が終わったら言って下さい」
タタタッ・バタッ!・・・気になるわ。一体どんな話を?
ちょっとだけ盗み聞き☆
会長「私の代わりごくろうだったね喜緑くん。これで君も書記に戻れ」
喜「それにはおよびません。会長はまだ一トントラックにはねられたケガが完治していないじゃないですか
ですからもうしばらく、ボクに任せて休養をとっていて下さい」
会長「私もそうしたい所だがそうも言っていられなくてだね、喜緑くん」
喜「あら聞こえませんでしたか?ボクは、もうしばらく、休んでいて下さいと言っているんです」
あれ〜?何この凍えそうな空気。
会長「何を言っているのかね喜緑くん?」
喜「違います。喜緑くんじゃなく、『生徒会長』です。『元』生徒会長♪」
会長「そっそれはどういう」
喜「あっ・・・」
ヒラッ。
会長「ん?何か落としたぞ・・・こっこれは!!」
喜「すいません、『偶然』落としてしまいました」
会長「ちょっと待ってくれ!それはいつ、どこで、どうやって撮ったんだね喜緑くん?喜緑くん?!」
喜「キレイに撮れていますでしょう。お一ついかがです?ボクはいつでも現像できますので。
それとボクのことは『生徒会長』と呼んで下さい」
会長「頼むからこれだけは・・・喜みど・・・いや、生徒会長!!生徒会長様!!どうか、どうか〜(ry」
あれっおかしいな?どうして涙が出てくるんだろう?
無性に居たたまれなくなったので帰ることにしました。
数日後、会長がケガを原因にして正式に生徒会長を辞め、後任が喜緑さんになったのを見て、
私はどうやったらこの学校を辞めれるか割と本気で考えています。
喜「この度、正式に生徒会長を勤めさせていただくことになりました、喜緑江美里です。
ボクなりに人間ごと・・・いえ、皆さんがより良い学園生活を送れるように勤めさせて頂きます。
これからよろしくお願いいたしますね♪」
壇上で最高の笑顔をしている喜緑さんを見ていると思わずにはいられなかった。
あぁ、悪魔って想像上の生物じゃなかったんだ、と。
終